2015 NEW MPH

TO.

2014年12月10日 21:10

私OBATAが考えるモダンプレーニングハル「MPH」をデザイン&シェイプし、テストライドを重ね3年目になります。

最初の一年は私1人でテストしていましたが、昨年からはライダーの一部とアンテナの高いユーザー様の間でプチブームになり

今年に入りほとんどのメインズテストライダー達が興味を示しオーダーしてきました。そして!皆さんGOODなフィーリングを現時点で感じてるいるようです。

そして一部のトップライダーの間ではあからさまにライディングに変化が表れ大会などでも結果が出始めた者もいます。

いま現在 この種のボードで大会で結果を出すにはある意味ズバ抜けたパフォーマンスをしないとボードが持つイメージだったり、このルックスから見た先入観(へんな固定観念)を中々ぶちやぶることが出来ません。

私自身もこのタイプのボードが今後スタンダードなモノになるなんて思ってもいないし、そうも言っていません。それは最初にブログでこのMPHの記事を書いた時にも言っています。

ただ!一つ確実に言える事は、このボードでしか味わう事の出来ない特別なフィーリングをがあるということ、それは事実! そしてこのボードだから出来る動きがあるのも事実!

それが凄く癖のあるボードで一般レベルのサーファーでは扱う(コントロール)のが難しいっていうならマイナスですが、少なくても私がデザインしたノーズレスボードは日本のビーチブレイクにフィットするようにデザインしてあるので、本当の初心者以外はすんなり乗れるとおもいます。むしろ!普通のサーフボードよりイージーコントロールだと感じるぐらいだとおもいます。

と言うように、このボード【MPH】は、今後の長いサーフィンライフの中で、自身のサーフィンがスキルアップする為に乗っていくであろう数あるサーフボードの一つに過ぎないと思うのです! 最終的にどのボードに乗るなんて事は誰にも分かりません!

私が一つ言い切れるのは、今までのサーフボードの歴史のなかでここまで見た目に=性能も含め、インパクトのあるボードがあったかってこと!?

それは、ただ形だけの話ではなく、このボードのルックス 、スクエアで短くて、幅も細くて、こんなの今までのサーフボードの常識からしたらあり得ないじゃないですか! でもこのボードを理論的に理解出来れはどれだけ凄いのか!可能性があるのか!を理解できるとおもいます。

そしてシェイパーが理論を理解できれば、より日本の波質や地元の波にフィットしたボードに仕上げることが可能になってくるはずなんです。

そして、今期それを形にしたのがこちらのボード【ノーストリンガー EPS センターカーボンクロス】です!

現時点では、アウトライン、ボトムコンツアー(ボトムのデザイン、レール形状、マテリアル(ボードの素材)、全てにおいて日本の波にベストマッチしたMPH(ノーズレスボード)だと自負しております。

こちらは、2015年にリリース決定の NEW MPH ボードオーナーは、大須賀店長です↓


















3年前からしたら、かなり進化しました!スピードとコントロール性能が、より高い次元で融合されています。そこにマテリアルが持つ特性(フレックスと反発)がプラスされて、いも言われぬ 特別な乗り心地です。分かりやすく言うとレールを使ったターンとレール使ってないターンではボードの感じ方が全然違います。

レールを使ってない時は、やたらにフローティング(浮く)を感じて、動きもメチャ軽くて軽快にトリミングして水スマシのようにスルスル、クィンクィンと走って行きますが、一度レールを使ったターンをすると! コレが驚き! 軽さの中にピタッ~とした 安定感のある滑らかなターンが出来ます。と言うか! 足の裏にピタ~ッと吸い付いてくるような感覚です。

このフィーリングこそが、シナリとネジレ 、それが元に戻ろうとするスーパーフレックス性能なのです。このターン感覚を得る為に素材だけではなく、テールの形状とボトムデザイン×カーボーの種類、そしてカーボンパッチの形とカーボンを入れる位置まで研究しての完成体です。


何度も言いますが、現時点での最高のMPH「ノーズレスボード」がこれです!



それでは、このボードの持ち主の大須賀店長のボードインプレッションです↓



NOSTRINGER EPS MPH

今回で"MPH"は2本め、素材はノーストリンガーのEPSです。EPSは何度か乗ったことはありますがノーストリンガーのボードはサーフィン人生のなかで初めてなので、興味津々で乗るのがとても楽しみでした。

まず波をとらえてからテイクオフは早く、取り回しが軽く、クイックです。それでいて不安定な感じがないので安心してターンに入れます。

ノーストリンガーの特徴(捻れとしなり)なのか、足の裏にボードがピッタリと付いてきれくれます。これは小畑さんが説明されてますね、そのものズバリな感覚です。それなのでリッピングなど際どいポジションの安定感は抜群でボードコントロールがしやすく、結果的に技数が増える、いままで抜けられなかった波が抜けれられるようになったりっていう現象がおきます。(これはファーストターンからトップスピードになるまでがムチャクチャ速いのもあると思いますが…)

この辺がとてもマジックな感じで、絶妙なボードデザイン&シェイプ(遠州灘の波に特化&乗り手に合わせた)からくるものだと思います。

まだ乗ったのは数ラウンドですが、かなり良い感触なのは確かで、ボードのお陰で先日行われた北陸HOPEカップのシニアクラスで優勝することもできました。

このボードから得られるいままでにない動き、新しい感覚は今後のサーフィンに必ずプラスになるはずなので、是非一度乗ってみてください。(^^)d

関連記事